冨樫クリニック

冨樫 孝 医師 

 医療的ケア児とは、胃ろうから栄養をとったり、導尿や痰を吸引する必要がある子どもで、医学の進歩に伴いその数は急速に増えています。医療的ケア児の社会的な認知度は広がりましたが、お子さんとその家族の負担は今も厳しいものがあります。

 重症心身障碍児の子を持つ母親が立ち上げた「ひまりの里りらん」は、医療・福祉の専門家である看護師・保育士・介護福祉士・理学療法士がつねに医療的ケア児の一人ひとりに温かく接する放課後等デイサービス・日中一時支援を行っている大崎管内の唯一の施設です。「りらん」の職員はいつも明るく和やかで、医療的ケア児のみならず、そのご家族にも親身に寄り添った支援を行っている、笑顔が絶えない施設です。

 私も「りらん」にお邪魔して1年以上が経ちました。いつも笑顔のお子さん、素敵なお母さん方そして職員の皆さんから沢山のことを学ばせていただきました。

 「りらん」に来れば、きっと利用する子どもたちだけでなくご家族も笑顔が頂けると思います。また、「りらん」は医療関係者、保健福祉関係者、相談支援員そして支援学校の先生方などさまざまな関係職種があつまる、情報が行き交う場所でもあります。

 

 医療的ケア児の生活の質の向上のためにお子さんの生活支援と笑顔を引き出す、誰にでも開かれた「りらん」は私が推薦する施設です。